低すぎる京町家の台所に木製ワークトップを設置〜前編〜

低すぎる京町家の台所に木製ワークトップを設置〜前編〜

築100年以上の京町家に住んでいます。

台所には見ての通りかなり低く古い流し台があります。

以前はもう少し高さがありましたが、台所の土間に床を設置したのでシンク面はもう膝くらいの高さになってしまいました。

賃貸の台所土間にフローリングを張る

タイルも所々ひび割れており、汚くてちょっと危ないです。

この台所では料理をする気になれないので、今回はこの台所周りに手を加えたいと思います。

賃貸なので、今の台所を撤去しない方向で進めていきます。

具体的には古いシンクの上から覆い被せるように、新しいキッチンシンクを設置します。

この台所の低すぎるという点を逆手にとった、結構な荒技です。

かなり特殊な台所なのでうまくいくかわかりませんが、とりあえずやってみようと思います。

設計

下記の設計図のように作っていきます。

手前側の脚は床まで伸ばし、奥側は古い台所に降ろします。

左側はガスコンロ台で、右側はシンク台です。

左側にはテーブルコンロを置きたいので、その高さ分、台を低くします。

ちなみにこの図面は、ゼットソーの『もでりんクラウド』で作成しました。

Windows、Macの両方に対応しており、操作も簡単。

会員登録するだけで無料で使えるのでかなりおすすめです。

簡単木工作図ツール もでりん クラウド for Win/Mac

骨組み作り

まずは骨組みを作っていきます。

木材は水気・湿気に強いヒノキの角材を使用します。

角材をたくさんカットしていきます。

カットする角材が多いと、卓上丸ノコが欲しくなりますね。。。

カットできたので組み立てていきます。

組み立てる際は、ダボ穴をあけてからビスを打っていきます。

スターエムの皿取錐は、下穴あけとダボ穴あけが同時に行えるので便利です。

スターエム 58X-S3090 ハイス六角軸皿取錐&埋木錐セット

表側と上側の枠を組みました。

奥側の脚は古いシンク台に載せるので、運んでシンク台の上で取り付けようと思います。

実は奥側の脚の土台となる古い台所は、水平になっていません。

おそらく水を流れやすくするためだと思いますが、少し傾斜がついています。

また、タイルで凸凹していたり丸まっている部分もあります。

木材の底面を土台に合わせて加工するのは手間なので、裏側の脚にはゴム底脚を付けます。

ゴム底脚 20丸×12mm 4個入

水平をとりながら奥側の脚を取り付けていきます。

シンク側の骨組みがだいたい組み上がりました。

同じように左側のガスコンロ台も作っていきます。

次にシンクの位置を考慮して根太を入れていきます。

最後に、補強のため間柱を入れていきます。

骨組みが出来上がりました。

もっと上手い設計や組み方があったかもしれませんが、水平も強度も問題なさそうなのでOKです。

ダボ穴を埋める

ダボ穴があいている状態なので、これを埋めていきます。

使ったのはスターエムの埋木錐

先ほどダボ穴を開ける際に使った皿取錐とセットで販売されているものです。

径が同じなので、ダボ穴にピッタリの埋木を作ることができます。

ヒノキの端材から埋木を作っていきます。

マイナスドラーバー等で動かしてやれば簡単に取れます。

きれいな埋木ができました。

どんどん作っていきます。

ちょっとたこ焼きみたいですね。笑

たくさんできました。

作った埋木をダボ穴に埋めていきます。

まず、木工ボンドをダボ穴に流し込みます。

埋木をダボ穴に入れます。

入りにくい場合は、埋木を叩いて木殺しをしてやると入れやすくなります。

木槌で叩いて

アサリのない細工用のノコギリで切断。

埋木の木目を揃えた方がきれいに仕上がりますが、目立たない部分なので今回は適当に入れました。

これを全てのダボ穴に埋めていきます。

これで基礎となる骨組みは完成です。

次は天板を加工していきます。


You tubeで動画も公開していますのでぜひご覧ください。